【通院記録③】検査結果の推移と私の心の変化|MMP-3が教えてくれた治療の手ごたえ

【通院記録③】検査結果の推移と私の心の変化|MMP-3値と私のリウマチ治療

はじめに

関節リウマチと診断されてから、数値という“見えない敵”と向き合う日々が始まりました。

今回は、血液検査(特にMMP-3)の推移と、それによって揺れ動いた私の気持ちの変化を振り返ってみたいと思います。


血液検査で見えてきた「リウマチの正体」

最初の検査では、MMP-3の値は正常値(30台)におさまっていました。

「このまま何事もなく収まるかもしれない」――そんな淡い期待も抱いていた時期でした。

ところがその数週間後、MMP-3は一気に124まで上昇。

グラフで見るとわかる通り、3月中旬には正常上限(59.7 ng/mL)をはるかに超えています。

MMP-3の推移グラフ

この時、医師からは「血清陰性型関節リウマチの可能性が高い」と伝えられ、
抗リウマチ薬(メトトレキサート)を勧められました。

数値が下がると、心も少し軽くなった

薬の服用とともに、MMP-3は徐々に低下。
4月には51.8、6月には51.5と、正常範囲内に安定しました。

💬 患者としての実感:

「数値が下がる=自分の体が反応してくれている」
という安心感は、想像以上に大きなものでした。

薬の効果を「目に見えるかたち」で実感できたこと。
それは、「不安に負けず、治療を続けよう」と思えた原動力にもなりました。

MMP-3が教えてくれたこと

✅ ポイント:

  • MMP-3は関節の炎症活動性を示す重要なマーカー
  • 正常化しても油断せず、定期的にモニタリングが必要
  • 数値だけでなく、自覚症状とのバランスが大切
💡 補足:
MMP-3(マトリックスメタロプロテイナーゼ-3)は、滑膜から分泌される酵素の一種で、関節破壊の進行度を示す目安とされています。

心の変化とこれからの私

最初に異常値が出たときは、とても不安でした。
「このまま悪くなっていくのではないか」――夜眠れなくなるほどの不安感。

でも、今は違います。
「ちゃんと数値を見ながら治療していけば、コントロールできる」
そんな前向きな気持ちが、私の中に芽生えています。

まとめ:数字は“敵”ではなく、“味方”

数値が悪いからといって落ち込む必要はありません。
逆に、良くなったときには「ここまできた」と自分を褒めてあげていい。

⚠️ 注意:
MMP-3が正常でも、症状がある場合は油断禁物。あくまで“目安の一つ”として受け止めましょう。

数値は私の「体からのメッセージ」。
それを読み取りながら、私はこれからも一歩ずつ、自分の体と対話していきたいと思います。

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