【通院記録②】ようやくたどり着いた診断|リウマチ専門医での初診と私の決断

【通院記録②】ようやくたどり着いた診断。リウマチ専門医での初診体験

はじめに

前回の記事では、診断がつかないまま痛みと不安の中で過ごした6ヶ月間について書きました。
今回は、ようやくたどり着いた「リウマチ専門医」での初診体験を記録します。

診察内容

ポイント
診察は予約制でスムーズでした。

高熱と頭痛から始まった、別の不安

私の勤務先の医師は、膝の腫れや注射歴から「感染の可能性があるかもしれない」と心配してくださり、発熱と頭痛を見て「髄膜炎の可能性も否定できない」と声をかけてくれました。

当時はコロナ第1波の真っ只中。高熱でフラフラの中、まずはインフルエンザ検査を自宅近くのクリニックで受け、陰性。
その後、コロナ検査のため市民病院へ予約制で徒歩受診。結果は陰性でした。

その足でクリニックに戻って血液検査を受け、炎症反応があるということで抗生物質を処方されましたが、結局、原因不明のまま数日後に解熱しました。

💡 補足:
この時期、発熱=コロナが疑われる中での受診は、本当に大変でした。

姉の病気と家族性の可能性

私の姉は膠原病を患っていて、担当医に「妹(私)の膝の腫れが遺伝的な可能性は?」と相談したところ、「家族性の関係は否定できない」と言われたそうです。

高熱で不安いっぱいの中、その言葉が頭をよぎり、ネット検索で「リウマチ専門医」を探し、思い切って受診を決意しました。

クリニックでの初診

そのクリニックのホームページには、ひまわりの花がやさしく飾られていて、画面越しからでもどこか安心感を感じられました。
実際に訪れてみると、ひとりひとりの診察に30分〜1時間ほどしっかりと時間をかける、丁寧な対応が印象的でした。
初診の私にも、じっくりと話を聞いてくださり、不安な気持ちがすっとほぐれていくのを感じました。

院内には、スタッフ同士の和やかなやり取りや、時折聞こえてくる笑い声が静かに広がっていて、クリニック全体にあたたかくやさしい空気が流れていました。
初めての場所なのに、どこか「ここなら大丈夫」と思えるような、そんな穏やかさがありました。

✅ 初診のポイント:

  • じっくり丁寧な問診
  • 診察・採血・画像検査も実施
  • 看護師としての立場にも配慮された説明

心に残る医師の姿勢と処置

院長先生は、「18Gの針で関節液を抜く処置はとても痛い」と自身のラグビー経験を交えながら説明してくださいました。
だからこそ「患者さんに不要な痛みを与えたくない」という想いが伝わり、私はとても安心しました。

清潔操作が徹底され、27Gという極細の針で、エコー下で丁寧にステロイド注射をしてくださいました。

帰り道、玄関を出て100メートルも歩かないうちに膝の痛みがすっと消えていて、「まるで魔法のようだ」と笑顔がこぼれたのを今でも覚えています。

診断と今後の方針

画像所見では「関節リウマチの可能性が高い」と伝えられましたが、血液検査ではRAとはかけ離れているため、薬(抗リウマチ薬)の処方は見送られました。

その代わり、痛みを軽減するための処置や生活の配慮を重視し、「分類不能型関節炎」として経過を見ていくことになりました。

⚠️ 注意:
関節リウマチの診断には、血液検査・画像検査・臨床所見の総合判断が必要です。
血液だけで「陰性=リウマチじゃない」とは限りません。

診断を受けて感じたこと

ようやく専門の先生と出会えたことに、心からホッとしました。
それと同時に、「これからどうなるんだろう…」という不安もありました。

でも、寄り添ってくれる先生と、今の症状に真剣に向き合ってくれる診療に出会えたことで、「やっと第一歩を踏み出せた」と感じました。

まとめ

長い迷いの末に、ようやく「今の私に必要な医療」にたどり着けました。
もし、いま似たような症状や不安を抱えている方がいたら、「自分の違和感を信じて、専門医に相談してほしい」と伝えたいです。

🌼 今日のまとめ:

  • 高熱・関節の腫れは、自己判断せず早めに受診を
  • 家族歴も診断のヒントになることがある
  • 専門医の“診る力”は、心の支えになる

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